ルール設定
ルールは、時間割を自動生成する際に考慮される条件です。コマドリでは、ルールを3つのカテゴリに分けて管理しています。
対応しているルール種別の全一覧は機能・対応リファレンスを参照してください。
よく使うルールの適用前と適用後
Section titled “よく使うルールの適用前と適用後”型名の一覧だけでは、自分の学校で何が起きるかわかりにくいことがあります。ここでは定番ルールについて、学校の言葉での課題 → 適用前 → 適用後 → 強さ → 注意の順で説明します。
| ルール | こんなとき |
|---|---|
| 教員の連続コマを抑える(教員の連続授業制限) | 同じ先生が午前中ずっと授業で、休憩がない |
| 学年間の連続授業を避ける(学年間連続授業の回避) | 1年のあとすぐ3年の教室へ移動が続く |
| 教員の勤務不可時間を設定する(教員の勤務不可時間) | 非常勤の先生の出勤できない曜日を守りたい |
| 授業を決まった枠に固定する(固定配置) | 学活や英語を「必ず月曜1限」にしたい |
| 教科を置ける時間帯を制限する(授業配置可能時間) | 体育は午前だけにしたい |
| 出勤日をまとめる(授業を特定曜日に集約) | 非常勤の先生の出勤を月・火に寄せたい |
架空の「1年A組」「山田」などの例です。実在の学校・個人の情報は使っていません。
教員の連続コマを抑える
Section titled “教員の連続コマを抑える”ルール名: 教員の連続授業制限
同じ先生が1日に4コマ以上続き、空きコマがなくて休憩できない。
適用前 / 適用後
Section titled “適用前 / 適用後”おすすめから追加した場合の既定は「連続最大3コマ(昼休み考慮)」です。適用前は1〜4限が続き、適用後は3限に空きが入ります。
適用前
- 1限数学1年A
- 2限数学1年B
- 3限数学2年A
- 4限数学2年B連続
適用後
- 1限数学1年A
- 2限数学1年B
- 3限空き休憩
- 4限数学2年A
**制約(ハード)**です。守れない配置は生成されません。
上限を極端に小さくすると、担当コマをすべて置けず生成に失敗することがあります。まずは既定の3コマから試し、結果を見て調整してください。
コマ組み → ルール設定 → 「教員の働きやすさを高めるおすすめ」から追加できます。テンプレート一覧の「連続授業の制限」からも設定できます。
学年間の連続授業を避ける
Section titled “学年間の連続授業を避ける”ルール名: 学年間連続授業の回避
同じ先生が1年の授業の直後に3年の授業になり、校舎の離れた教室への移動が続く。
適用前 / 適用後
Section titled “適用前 / 適用後”適用前は1年の直後に3年が続き移動が重い状態、適用後は同学年が並びやすくなります(セルの色が学年帯を表します)。
適用前
- 1限数学1年A
- 2限数学3年B移動
- 3限空き
- 4限数学1年C
適用後
- 1限数学1年A
- 2限数学1年C同学年
- 3限空き
- 4限数学3年B
おすすめから追加すると**要望(ソフト)**として入ります。可能な限り守りますが、他の条件との兼ね合いで守られない場合もあります。
学年をまたぐ担当が多い先生では、完全には避けられないことがあります。まずはおすすめのまま追加し、生成結果で移動の負担が減ったかを確認してください。
コマ組み → ルール設定 → 「教員の働きやすさを高めるおすすめ」から追加できます。
教員の勤務不可時間を設定する
Section titled “教員の勤務不可時間を設定する”ルール名: 教員の勤務不可時間
非常勤の先生が水曜午後は出勤できない、など「この時間には絶対に授業を入れられない」枠がある。
適用前 / 適用後
Section titled “適用前 / 適用後”ルールなしだと出勤できない枠にも授業が入り得ます。適用後は斜線の「勤務不可」セルになり、授業は他の枠へ回ります。
適用前
- 5限数学1年A不可なのに
- 6限数学1年B不可なのに
適用後
- 5限勤務不可守る
- 6限勤務不可守る
**制約(ハード)**です。勤務不可の時間に授業を置く解は生成されません。
不可時間を広げすぎると、その先生の担当コマを置ききれず生成に失敗することがあります。本当に入れられない枠だけを指定してください。
コマ組み → ルール設定 → 「あなたの学校のルールを設定しましょう」の質問「出勤できない曜日や時間帯がある先生はいますか?」から設定できます。テンプレートの「教員の時間帯」でも同じ設定ができます。
授業を決まった枠に固定する
Section titled “授業を決まった枠に固定する”ルール名: 固定配置
学活や英語など、「このクラスのこの授業は必ず月曜1限」と決まっている。
適用前 / 適用後
Section titled “適用前 / 適用後”適用前は同じ英語でも曜日・時限がばらつきます。適用後は指定した枠(例: 月曜1限)に固定されます。
適用前
適用後
**制約(ハード)**です。固定した枠に別の授業を置く解は生成されません。
固定を増やしすぎると、他の教科の置き場がなくなり生成に失敗することがあります。本当に動かしたくない枠だけを固定してください。残りコマは自動で配置されます。
コマ組み → ルール設定 → 「決まった曜日・時限に固定したい授業はありますか?」から設定できます。テンプレートの「固定配置」でも同じ設定ができます。
教科を置ける時間帯を制限する
Section titled “教科を置ける時間帯を制限する”ルール名: 授業配置可能時間
体育は午前中だけ、家庭科は午後の調理室が空いている時間だけ、など「置いてよい時間帯」が決まっている。
適用前 / 適用後
Section titled “適用前 / 適用後”適用前は体育が午後に入り得ます。適用後は指定した時間帯(例: 1〜4限)だけに置かれます。
適用前
- 1限国語
- 2限数学
- 3限英語
- 4限理科
- 5限体育午後
- 6限体育午後
適用後
- 1限体育午前
- 2限体育午前
- 3限国語
- 4限数学
- 5限英語
- 6限理科
**制約(ハード)**です。許可した時間帯の外に置く解は生成されません。
許可枠を狭くしすぎると、週時数を置ききれず生成に失敗することがあります。教科の週コマ数を満たせるだけの枠を残してください。
コマ組み → ルール設定 → 「午前中に配置したい教科や、特定の時限を避けたい教科はありますか?」から設定できます。テンプレートの「教科の配置時間」でも同じ設定ができます。
出勤日をまとめる
Section titled “出勤日をまとめる”ルール名: 授業を特定曜日に集約
非常勤の先生など、「できれば月・火だけ出勤して、水〜金は来なくてよい」ように授業を寄せたい。
適用前 / 適用後
Section titled “適用前 / 適用後”適用前は授業が週に散らばり、毎日出校が必要になります。適用後は指定した曜日にまとまり、他の曜日は出勤不要に近づきます。
適用前
適用後
**要望(ソフト)**です。可能な限り守りますが、他の条件との兼ね合いで守られない場合もあります。
集約したい曜日の枠が足りないと、完全にはまとまらないことがあります。まずは月・火など2日程度から試し、生成結果を見て調整してください。
コマ組み → ルール設定 → 「非常勤の先生など、出勤日を特定の曜日にまとめたい先生はいますか?」から設定できます。テンプレートの「授業の曜日集約」でも同じ設定ができます。
ルールの種類
Section titled “ルールの種類”コマドリでは以下の3種類のルールを設定できます:
| カテゴリ | 説明 | 性質 |
|---|---|---|
| 担当教員の割り当て | 授業に担当教員を割り当て | 必須設定 |
| 制約ルール | 絶対に守るべきルール | 違反すると時間割が生成されない |
| 要望ルール | できれば守りたいルール | 優先度に応じて考慮される |
設定画面へのアクセス
Section titled “設定画面へのアクセス”-
サイドバーから「コマ組み」を選択
-
設定したいコマ組みを開く
-
タブで設定する
- 「担当教員」タブ: 授業への担当教員の割り当て
- 「ルール設定」タブ: 制約ルール・要望ルール
「ルール設定」タブでは、制約・要望のカテゴリごとに設定状況が一覧で確認できます。
担当教員の割り当て
Section titled “担当教員の割り当て”授業にどの教員が担当するかを設定します。これは時間割生成の前提となる最も重要な設定です。
-
「担当教員」タブを開く
-
「+」ボタンをクリック
-
授業を選択
-
担当教員を選択
その教科を担当できる教員が候補として表示されます。
-
「追加」をクリック
- 「担当教員」タブを開く
- 「一括割り当て」ボタンをクリック
- 授業と教員のマトリックスが表示される
- 各授業に対応する教員を選択
- 「保存」をクリック
マトリックス上の効率操作
Section titled “マトリックス上の効率操作”担当教員のマトリックスでは、未定セルの洗い出しや一括変更ができます。
| 操作 | 使い方 |
|---|---|
| 未定のみ | ツールバーの「未定のみ」で、まだ担当が空のセルに絞る |
| 次の未定 | 「次の未定」または Ctrl+] で、次の未定セルへジャンプ |
| 教員検索・置換 | 教員を検索し、「別の教員に置換…」でまとめて差し替える |
| 元に戻す | Ctrl+Z(ツールバーの「元に戻す」)で直前の変更を取り消す |
| 氏名の入力補完 | セルに氏名を打ち始めると候補が出る(タイプアヘッド) |
| 範囲フィル | 矩形選択した範囲に同じ担当をまとめて入れられる |
| コピー&ペースト | 下記 |
コピー&ペースト
Section titled “コピー&ペースト”Excel と同様にセルの担当をコピーして他のクラスへ貼り付けできます。
- コピーしたいセルを選択し、Ctrl+C(Mac は ⌘C)
- コピー元のセルに破線の枠が付き、「コピー中」と表示されます
- 貼り付け先のセル(または Shift+クリックで範囲)を選び、Ctrl+V(Mac は ⌘V)
- Esc でコピー状態(破線)を解除します
割り当て方のバリエーション(TT・合同・少人数)
Section titled “割り当て方のバリエーション(TT・合同・少人数)”通常の「1クラスに教員1名」以外に、次の形態を担当教員タブから設定できます。
| 形態 | 設定の入口 | 用途の例 |
|---|---|---|
| TT(チームティーチング) | セルに複数教員を追加 | 1クラスを複数教員で担当 |
| 合同クラス(合同授業) | 「合同・少人数を設定」→クラスをまとめる | 1・2組の合同体育、学年をまたぐ合同音楽 |
| 少人数・習熟度別 | 「合同・少人数を設定」→クラスごとに分ける | 数学・英語の少人数展開 |
詳しい手順・コマ数の数え方・学年またぎ合同は、TT・合同授業・少人数指導の設定を参照してください。
制約ルール(絶対守るルール)
Section titled “制約ルール(絶対守るルール)”制約ルールは、時間割生成時に必ず守られるルールです。違反する配置は生成されません。
対応している制約ルール
Section titled “対応している制約ルール”| ルール | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| 教員の勤務不可時間 | 教員が授業できない時間帯を指定 | 田中先生は水曜午後NG |
| 教員の連続授業制限 | 教員の連続授業数の上限を設定 | 連続4コマまで |
| 授業配置可能時間 | 特定の授業を配置できる時間帯を制限 | 体育は1〜4限のみ |
| 同一授業の1日配置上限 | 同じ授業を1日に置く回数の上限 | 国語は1日1コマまで |
| 学年間連続授業の回避 | 教員が異なる学年の授業を連続で持つことを避ける | 1年→3年の連続を避ける |
| 学年団の空き教員の確保 | 学年団で最低限の空き教員を残す | 各学年団に常に1名以上空き |
| 学年一括配置 | 同一授業の各クラスを同じ時限に揃える | 学年全クラスの朝の会を同時限に |
| 全学年統一配置 | 教科を全学年で同じ時限に揃える | 全学年の道徳を同時限に |
| 教科の時間帯指定 | 教科単位で配置できる時間帯を制限 | 体育は午前のみ |
| 固定配置 | 特定クラスのコマを曜日・時限に固定 | 2年Aの英語は月曜1限固定 |
| 移動教室授業の連続回避 | 特別教室を使う授業の連続配置を制限 | 音楽と美術の連続を避ける |
| カスタムルール | 提供終了。既存ルールは移行期間中のみ表示。移行ガイド | 新規作成は不可。テンプレートで代用 |
対応可否の一覧は機能・対応リファレンスも参照してください。
制約ルールの追加
Section titled “制約ルールの追加”- 「制約」カードをクリック
- 「制約を追加」ボタンをクリック
- ルールの種類を選択
- 対象(教員、クラス、授業など)を選択
- 条件を設定(時間帯、上限値など)
- 「追加」をクリック
要望ルール(できれば守るルール)
Section titled “要望ルール(できれば守るルール)”要望ルールは、可能な限り考慮されるルールです。他の制約や要望との兼ね合いで、完全には守られない場合もあります。
対応している要望ルール
Section titled “対応している要望ルール”| ルール | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| 授業の配置希望時間 | 特定の授業を配置したい時間帯を指定 | 国語は午前中がいい |
| 授業を特定曜日に集約 | 教員の授業を特定の曜日にまとめる | 田中先生の授業は月火に集約 |
| 授業を均等に分散 | 授業を週を通じて均等に配置 | 国語を毎日1コマずつ |
| 教員の希望時間帯 | 教員が授業を持ちたい時間帯を指定 | 鈴木先生は午前中希望 |
| 学年への出講日数の最小化 | 教員が特定の学年に行く日数を最小化 | 1年生への出講は週2日に抑えたい |
| 教科の配置希望時間 | 学年全体で教科の配置時間を指定 | 2年生の数学は3〜4限がいい |
対応可否の一覧は機能・対応リファレンスも参照してください。
要望の優先度
Section titled “要望の優先度”要望ルールには4段階の優先度を設定できます:
| 優先度 | 説明 |
|---|---|
| 低め | 他の要望を優先してOK |
| できれば | バランスよく調整(デフォルト) |
| 重要 | 優先的に守る |
| 必須級 | ほぼ制約として扱う |
要望ルールの追加
Section titled “要望ルールの追加”- 「要望」カードをクリック
- 「要望を追加」ボタンをクリック
- ルールの種類を選択
- 対象と条件を設定
- 優先度を選択
- 「追加」をクリック
かんたんルール設定
Section titled “かんたんルール設定”コマドリでは、設定したい内容を自然な文章で書くだけで、合うルールを探せる「かんたんルール設定」機能があります。ルールの種類を覚えていなくても、AIが入力内容を解釈して適切なルールの設定画面を開きます。
- 「ルールを追加」でルール作成パネルを開く
- 一覧の上にある「文章から合うルールを探す」に、設定したいことを文章で入力
- 「探す」をクリック
- AIが探し当てたルールの設定内容を確認
- 必要に応じて修正し、「作成」をクリック
- 「田中先生は月曜午後NG」
- 「連続4コマ以上は避けて」
- 「体育は午前中に」
- 「田中先生の授業は月火にまとめたい」
- 「家庭科は3〜4限がいい」
- 「国語はバランスよく配置して」
- 「田中先生は月曜午後NG、できれば午前に授業を入れたい」
1つの文章で制約と要望を同時に設定できます。
ルールの編集・削除
Section titled “ルールの編集・削除”ルールの編集
Section titled “ルールの編集”- ルール一覧から編集したいルールを選択
- 編集アイコンをクリック
- 内容を変更
- 「保存」をクリック
ルールの削除
Section titled “ルールの削除”- ルール一覧から削除したいルールを選択
- 削除アイコンをクリック
- 確認ダイアログで「削除」を選択
次のステップ
Section titled “次のステップ”- ルールブック - 学校全体のルールをまとめて管理
- 自動生成の実行 - 設定したルールで時間割を生成
- 時間割エディターで編集 - 生成後の手動調整
